動物系(ゾオン系)以外の悪魔の実を"物"が食べることは可能なのか?
グランドラインの新技術として随分昔(20巻184話)に登場した犬銃ラッスー。
物が悪魔の実を食べたという謎の存在でこれに関し未だに議論が続いている。
当初はもっと早くこの謎は明らかになる予定だったのかもしれないが、ラッスーが登場してからこちらの時間でもう17年以上も経ってしまった。(当時生まれた赤ん坊は高校生に!)
ちなみにこの問題は以前藤虎は本当に非能力者なのか?という考察の中で考えたことがある。
しかしそこで触れていないことを含め今から改めて考えてみる。
今まで登場した物が悪魔の実を食べた例は全て動物系(ゾオン系)。
物に"動物の魂"が宿れば動いてもよさそうな感じがする。(食わせる過程は相変わらず謎だが)
その理屈が正しいのなら今後ゾオン系以外の悪魔の実を物が食べた例は登場しないだろう。
つまり藤虎も普通に能力者なのかもしれない。
能力発動時に刀を抜いたり重力刀などの紛らわしいネーミングは藤虎の遊び心(中二心?)ということになる。
ただその理屈が全てなら、ちょっと不気味なことに気付いてしまう。
(旧チョッパー)
チョッパーには人の魂が宿っているのだろうか?
だとしたらオリジナルのトナカイのチョッパーは一体どうなってしまったのだ………
という事になってしまう。
しかしゾオン系以外も可だとこの怪現象は解決する。
むしろそっちの方がより一層怪奇な気もするが、しかし"万物の声"をロジャーが聞けたりと物の意思なるものが存在する可能性は既に示唆されている。
つまりラッスーは"銃がベース"で悪魔の実の力によって"動物として振る舞っている"ということになる。
悪魔の実はあくまで振る舞う行動を決める役割でしかないのだ。(おそらく)
これならチョッパーもベースはトナカイで人の能力を得ただけということで解決する。
悪魔の実に宿っていた得体の知れない人の魂なるものが乗り移ってなくてよかったよかった。
さらにゾオンだけ特殊ということにならないので悪魔の実として統一感がある。
だがだとしたらなぜ今まで登場した例はゾオン系だけなのだろうか。(※YouTubeへの無断転載禁止!)
演出上の問題(後々読者を驚かせる為)という可能性も充分考えられるが、以前挙げた仮説も有力かもしれない。
それはゾオン系以外を食う場合"その物"の持ち主が相当それに愛着を持ってないと操ることができないという説。
ゾロの場合"和道一文字"のみがその条件に当てはまる可能性がある。
他の刀じゃ日が浅すぎて意思を伝えることはきっと無理だろう。
ちなみにこの仮説が正しいとするならそこら辺の刀にヒエヒエの実を食わせてみると一体どうなるのだろうか。
氷自体は冷たいだけなので単なる冷たい刀として他は何も起きないかもしれない。(むしろ冷たさすら発しない可能性もある)
では和道一文字がヒエヒエの実を食うと何が起きるのか。
おそらくゾロは自分の強い意思を和道一文字に伝えることができるので凄い冷たい刀にできたり、刀から氷を発することができたり、ゾロが手に持っている時のみバラバラになっても再生させることが可能になったりするのかもしれない。
(普段でもロギアの受け流しが発動するなら不死身の刀になってしまうのでゾロが受け流しをその都度ONにする必要がある)
なのでゾロ以外ではそのロギア刀を操ることは無理だろう。普通の刀としてしか振るうことはできない。
ある一つの物を宝物のように大事にする例は少ない───だからゾオン以外の能力が物に宿っている例は少ないというわけである。今のところ藤虎の刀のみその候補。
というわけで改めてこの問題について考えてみたがおそらくこれは万物の声だけじゃなく覚醒とも関わっているかもしれない。
普通の地面や建物が能力者の意思で糸や餅に変化したように、必ず何か繋がりがあるだろう。
ちなみに先ほど不死身の刀と言ったがその時それについての興味深い仮定が浮かんだ。
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