クロコダイル、ルッチ、モリアは実は覇気が使えたかもしれない……!!?
そしてルフィやコビーなどの急成長の秘密が明らかに!
七武海に属していたり政府のとっておきとして存在していた奴らが2年前にいた。
だが彼らは覇気登場以前に出てきたこともあって今見ると肩書の割に非常に弱く思えてしまう。
(特にクロコダイルは覇気どころかギア登場前にやられてしまい七武海最弱扱いされていたりする)
しかし新世界を見渡すと覇気使いは多くベラミーですら使用できた。
果たしてこれは作品の矛盾なのだろうか。
それとも長期連載の都合として見て見ぬふりをしなければならないのか。
それとも、作中で解釈可能なのだろうか。
上の二つだとそこで話が終わってしまい面白くないので今から作中で解釈可能かどうか考えてみる。
この問題を解決するには覇気の性質をこちら側で勝手に解釈するしかない。
たとえば、覇気は強敵との死闘で強く鍛えられるという具合である。
逆に言うと強敵と長らく戦わなかったら簡単に衰える。
実際これで辻褄が合う可能性がある。
まずはクロコダイル。
七武海になった後は雑魚海賊ばかり相手にしていた。
その証拠に覇気使いが一人でも紛れていたらヤバいような舐めた戦い方で海賊達を蹴散らしていた。
それに随分前からアラバスタの乗っ取りの方に力を注ぎ込んでいたので純粋に海賊としてのし上がる道は諦めていた。
そのような覇気のない気持ちも覇気の向上や退化に影響を与えるのかもしれない。
悪魔の実の能力すら一応本人は鍛え研ぎ澄ましてあると言っていたが雑魚海賊を蹴散らせる程度のレベルだったと思われるのでルフィ達のように本気で修行していたかどうかはにわかには怪しい。
やっていた時期があったとしても野心があった頃かもしれないので随分前になるだろう。
次はルッチ。
船大工として働いていたのでクロコダイルよりも日頃から肉体を鍛える機会はあっただろう。
だがこちらも戦う機会といえば造船所を狙う雑魚海賊ぐらいだったはずなので死闘なんてものは潜伏中は一切なかったはずだ。
なので肉体(六式)の精度は維持できたとしても覇気を使う機会はなかったので衰えた可能性がある。
実際ブルーノのは酒場で働いていたからかゴツい体格だったにもかかわらず道力は船大工として活動していたルッチやカクとは何倍も離れていた。
これも日頃鍛えなかったことによる衰えが原因かもしれないわけである。
そしてモリア。
モリアこそ完全にダラけてしまった海賊である。
しかしたとえ他人任せといえど海賊王になる夢をクロコダイルと違い公言していたのでカイドウに完敗後も野心は残っていたと思われる。
ちなみに、
今見るとまるで見聞色を使いルフィの攻撃を全てガートしているように見える。(まるでカタクリの回避のように)
だがモリアも七武海として雑魚海賊ばかり相手にしていたので武装色を使う必要は長くなかったと思われる。
なので武装色は衰えていたのかもしれない。
おそらく命の危機を感じるほどの戦闘をある程度の間隔で行わないと覇気の精度は高まらないのかもしれない。
実際その根拠になりそうな描写がある。
完全に格上のカタクリと戦っていたルフィは戦闘中に見聞色の精度が急上昇していった。
これは普段の修行では得ることが難しい裏技といえるかもしれない。
つまり強敵との死闘を長時間経験すれば急成長が望めるのかもしれないわけである。
しかし格上とばかり戦っていればいずれやられる時が来るだろう。
実際クロコダイル戦は純粋な強運で2度も瀕死の状態から助かっている。
つまり1000人がその方法で急成長を試みた場合999人は急成長どころかあっという間に死んでしまうだろう。
残り一人もいずれそれを続ければ運が尽きどこかでやられるはずだ。
なのでルフィは危うい強さを持っていると言えるかもしれない。
運を味方にしたりして格上を倒してはいるが、ベテラン勢が持っている安定した強さはないという感じである。早死にする可能性は残念ながら否定できない。
ちなみに急成長といえばコビーであるがおそらく頻繁に戦闘の最前線に飛び出していたと思われるので2年間でむしろルフィより命の危機は多かったかもしれない。
なのでコビーもその危険な方法で急激に成長していったのかもしれない。(ただし海軍の援護もあるので海賊より長生きできる率は高いだろう)
というわけで覇気や成長速度などについて考えてみたが、今後クロコダイルなどが登場すればおそらく普通に覇気使いとして現れるだろう。
新世界に強者は集まっているのでそこで戦闘を積めば自然と衰えていた覇気が復活していくわけである。
少なくともクロコダイルとルッチはかなりの強敵としてまた現れるかもしれない。
ただしルフィと再度真っ向から衝突するかは分からない。
映画であったようなサボ vs ルッチという感じで敵だとしても味方側の誰かと戦う感じになる気がする。(ちなみに映画の展開が公式として原作で扱われるかは未知数である)