このサイトで強く推すことにしたサンジ＝マフィア説。

今回それについてより深く踏み込んで行きます。

そしてコラソンが言ってた北の闇についてもここで絡めてみる。

１．サンジが天竜人、貴族関係者だと問題が起きる

この理由は既に展開予想で触れているように貴族関係だと色々と無理があるのではないか。

※自分も確かに一度貴族関係としての分析をしたがあれはハッキリ言ってノリで作りました。今回の分析とは種類も気合も違う。（なんせサンジの目の事を忘れていたぐらい）

例えばなぜ親元を離れて雑用に近いコック見習いとして下働きをしていたのかという動機の部分が弱いように思える。

それだけじゃなくもし貴族（天竜人）関係ならシャボンディ諸島でもうちょっと何かあってもよかった気がする。

というのが既にこのサイトで説明している理由。

そしてまだある。

もし天竜人や世界貴族関係なら単純にコラソンやサボと設定が被ってしまう。

また二番煎じの話が発生するのだろうか？

それを考えるとこの線はもうこの段階で薄いと思える。

そしてこれは次の理由にも繋がっている。

２．海軍、革命軍、海賊関係でもちょっと問題が起きる

この場合次はルフィ、ウソップと設定が被る。

ガープで海軍、ドラゴンで革命軍、ヤソップで海賊と既に麦わら海賊団の身内で三つを埋めている。

これもサプライズとしては二番煎じになりそうだ。

３．なぜ政府関係者がビッグマムの娘と結婚するのか

いくらビッグマムが四皇で力を持ってるといっても海賊は海賊。

もしサンジが一部で言われている五老星の家系であればなぜわざわざそんな事を？

単純に権力を強めたいのであれば同じ力のある政府関係者と政略結婚すればいいと思える。

相手が海賊である理由は政府、貴族関係だとかなり乏しい。立場がむしろ危うくなりそうだ。

しかしマフィアであれば表向きは違えど海賊側に近い。こっちだと政府関係者という可能性と比べると遥かに問題にならない。

４．カポネとの繋がり

超新星の中で一番影が薄かったカポネ。

しかしそのカポネが最近目立ってきている。

この調子で行けばローの次に目立つ超新星の一人になりそうである。

しかしなぜわざわざカポネなのか。他にも使えそうなキャラは結構いそうな気がするが。

カポネの元ネタはアル・カポネでマフィアというのは明らか。

つまりこれは意図されてるとしか思えない。

それにカポネのヴィンスモーク家という名への反応は明らかに同業者へのものに感じる。

それにルーキーというには歳を取りすぎているのもポイント。

きっと海賊になる前はマフィアとして動いていたのだろう。

このカポネの時点で自分の中ではもうマフィアで間違いないと思ったのだがどういうわけか未だにまだ天竜人とか政府関係者という説を支持している人は多い。

というわけでもっと進めて行こう。

５．ワンピースで今まで欠けていた要素がマフィア

マフィアというか商人。

海軍や政府が自分達で全部武器の調達や製造をやってるという設定なら商人の概念は不要だが普通に違うのならこれは今まで誰もが見逃していた要素だろう。

仲介者が存在するのならこれこそが現在の展開とサンジの正体を結ぶ鍵になると思える。

例えばシーザーが作った兵器はどうやって他の者の手に渡るのか。

クリークはどうやってMH5を手に入れたのだろう。

同じ組織内であれば別に仲介は必要ないだろうがでは海楼石のようなものの場合はどうなる。

とある海域でのみしかとれない鉱物をたとえば海軍の発掘部隊とやらがわざわざ採取しに行き海軍の武器製造部隊とやらがそれを精製してスモーカーの元に十手が届いたのだろうか。

もしくはウォーターセブンのガレーラカンパニーのような政府、海軍とも違う組織がいるのだとしたら・・・？

実際ガレーラカンパニーはここで言っている商人のポジションにいる。

ではもしあそこがもっと何か闇のある組織だったと仮定してみよう。

そしてそこに家系が加わればマフィアと名乗らなくても実質マフィアのような存在である。

例えばサンジの家系が代々武器の売買でやってきた有名な武器商人の家系だとすれば、ブルックのあの反応も納得がいきそうな気がする。一般人からしたら恐ろしい存在。

徐々にサンジ＝マフィア像がハッキリ見えてきた。（と思う）

６．ワンピースで今まで欠けていた要素がマフィア（その２）

この場合さっきの商人という意味ではなく文字通りマフィア要素のこと。

ワンピースがヤクザ的なのは誰もが分かっていることだろうがマフィア的だったことはない。

つまりカポネが目立ってきているというのはこの先ゴッドファーザー的な展開が発生するのを意味するのではないか。

ワンピースでありそうでなかった新要素。この未開の地を開拓するのに初期メンバーの一人であるサンジの過去が関わるとすればこれは上手く行く可能性がある。

この展開の為に今までずっとサンジの過去を温存していた・・・!?

もしサンジが本当にマフィアであれば機が熟すのを待っていたという事でこれは中々凄いと思います。

さあでは最後の要素に移ろう。

これはコラソンの台詞と今までの分析を合体させたものです。

７．北の闇が単に今まで出てきた闇と同じならそれは北だけの問題にはならない

コラソンの台詞で貴族、天竜人関係を浮かべてる人が多いがちょっと待った。

東の海のゴア王国を忘れていないだろうか？

貴族関係であれば海の区分は普通に関係ない。

しかも天竜人は基本的にレッドラインの聖地マリージョアに住んでいる。これも海の区分とは関係ない。

それに貴族関係であればこれこそサボの話と完全に被る。ゴア王国編パート２？

しかしもし北の闇が意味するものが今までになかった要素だとしたらこれはサンジの過去と合わせて普通に辻褄が合うように思える。

これが正しいのならおそらく北の海はマフィアの勢力が他の海より強いのだろう。

なんせ海賊であるブルックが動揺するほど。（この説が正しいのであれば）

ちなみに海賊との違いはビジネスに特化しているところ。海賊は奪う。マフィアは売る。（非合法的に）

それに権力の意味も変わってくる。政府に直接近いのはマフィアの方。

つまりコラソンの台詞は武器の流通が海賊にまで渡っている点を指しているのかもしれない。

これが本当ならカポネの海楼石の散弾銃という台詞はこの事を暗示している伏線ということに。

ちなみにサンジの家系は政府と裏で繋がってる闇の組織という意見を目にしたがこれもちょっと待った。

確かにワンピースは海賊をメインにしてるから勘違いしそうになるが政府と繋がってるだけならそれはむしろ全く問題ない。海賊と裏で繋がってたらそれこそ問題がある。これは全く真逆である。

もちろん財力の力で政府と裏で手を結び非合法的な部分を見逃してもらってるというのはあるだろう。

しかし海賊であるビッグマムが関わってくるならこれはそう単純にならない気がする。

そしてコラソンは海賊じゃなくて海軍側だったのを忘れてはいけない。

確かにここは勘違いしそうになるポイントだ。

これなら今まで出てきたワンピースの闇とは意味が違ってくる。

本当なら興味深い。この真逆の闇をどう料理する。

マフィアの場合直接的な勢力ではなく付く側の勢力が伸びるという感じになるから新勢力という事にもならない。

そしてビッグマムの娘との結婚を考慮すれば、これはもうサンジはマフィアで確定だと思える。（詳しい理由は今後別に考察予定）

マフィアであれば最近の展開全てと本当に綺麗に繋がる。

手配書に関しても権力が強く政府と普通に繋がりがあるのであればそれは問題ないと思う。

それに懸賞金をもみ消してるわけでもないから好き勝手に海軍を使ってるわけでもない。天竜人ならもっと好き勝手やるだろう。

というわけでいかがだっただろうか。

別のページでも触れた初代手配書ネタのデュバルは元マフィアと常にスーツというのは言われてみればマフィアっぽいという小ネタを足せばもう完璧だと思います。

後もう一つあった。これはちょっと面白い。

単なる偶然で伏線じゃないかもしれないがイラストとタイトルがまるでこの事を暗示しているかのように見えるものがある。

（２）へつづく。