七武海には「裏の役割」がある!?


七武海は四皇、海軍と並び三大勢力の一つに数えられるほどの力を持った存在である。

しかしそれは物語の序盤で連想されたものであって実際はその二つより明らかに個々の実力も何より勢力も劣っている。

2年前のルフィ達少数のルーキー海賊団に二人も短期間の間にやられる程なのでこれを否定するのは難しいだろう。

しかしこの事を物語の都合と言って片付けず上手く解釈することは可能だと思う。

ではさっそく説明しよう。

元々雑魚狩りとしての存在意義が強いのである程度の実力があれば問題はない。

なのでバギーのような実力でも雑魚狩りの機能を果たせるのであれば七武海に入れる。

にもかかわらず三大勢力としてカウントされている理由、それはおだてる為なのかもしれない。

ただでさえ海賊達からは政府の狗と思われている。

政府までもそういう扱いをしたら暴れだす七武海が出てきても不思議じゃないという事なのかもしれない。(とはいえその効果はほとんど無かったと言えそうだが)

ちなみに雑魚狩りを任せられている真の理由は単に市民への安全の為じゃないだろう。

それは表の役割であっておそらく本当の政府の狙いは四皇の勢力拡大を防ぐ為かもしれない。

前半の海で雑魚海賊を潰す存在がいれば、新世界に行って四皇の傘下につく海賊が減る。

新世界に行くと四皇の傘下につくかそれを拒み戦うかという選択肢しかないという話があった。

なのでこの仮説は的を得ていると思う。

そういう意味では確かに七武海は三大勢力と言えるかもしれない。(早い段階で未来の四皇の傘下を潰しているようなものだから)

というわけで七武海について改めて考えてみたが、イッショウ(藤虎)の望みが叶えば七武海は近々消滅することになるので物語の流れとしてはもう不要の存在(制度)になっていると言えるだろう。

ルフィ達の敵も本当の大勢力である四皇に本格的にシフトしたのでこれは自然な流れかもしれない。

だが果たして、七武海制度廃止は平穏に進むのだろうか。

どうもこの先何か予想もできない波乱が待っている気がする……