では次にどちら側からしても奪われたらまずいはどうか。
これが最も有力な仮説としてまず間違いない。
例えばスモーカーの場合大佐だったとしてもロギア系である。
そこらの一般海兵とは全く違う。
つまりもし一般海兵に海楼石の武器が広まっていたら確かに能力者を倒せる確率は高まるだろう。
しかし非能力者からすれば普通より硬い武器に過ぎない。
つまり能力者のみの海賊集団には有効だが一人でも非能力者で強い存在がいると武器を奪われるリスクが高まる。
そうなると逆に悪魔の実の能力者の海兵が次は海賊によって狙われるかもしれない。
だからスモーカーのような強い海兵なら装備を許されるが一般レベルの海兵であれば奪われるリスクを考慮して広まらないのかもしれない。
そして大将クラスになると単純に不必要になるのではないか。能力とか覇気で十分。
海楼石の銃弾に関しても同じことがいえる。
回収が難しい以上そうホイホイ使い捨てしないのだろう。
確かに能力者を痛めつける事は出来るが奪われるリスクがもっと高まる。
それにワンピース世界の銃は明らかに威力が乏しい。元々死にかけの白ひげをようやく覇気使いの銃の連発で死に追いやれたレベル。
ドフラミンゴもローに使ったりしたが当然死なない。銃より鍛えたパンチや大型パチンコの方がはるかに強い。強めのエアガンぐらいの威力しかないのでは。
銃弾にするぐらいならスモーカーやワイパーがやったように何かの武器に仕込むのが一番良い使い方だろう。
なぜ銃弾にしないのかという疑問に関してはこれで答えになると思う。
ただしそれでもなぜもうちょっと広まってないのかという微妙な部分の結論にはならない。
作中でこれを有効活用してるのはスモーカー、ワイパー、オニグモぐらいである。
准将クラスや中将クラスがもうちょっと使っていたらまた話は変わってくるが(オニグモは使ったが)これはどう説明したらいいのか。
最初にも言ったが漫画的演出抜きで答えを出さなければならない。
そこで最後の回答である、
・何か色んな要素が揃ってそう簡単に物事は進まない
例に挙げた全ての可能性を合わせてみよう。
海楼石は貴重で入手がやや難しく、(ただし海軍、クロコダイル、ドフラミンゴ辺りのレベルだと入手は普通に可能)、加工するのも難しい。
そして戦闘の過程で奪われるリスクを考慮して一部の強い海兵しか持てない事になっている。
中将クラスが使用しない理由は、決して使用していないわけではなく描写がないだけ。
実際はオニグモのように多数の者は手錠か何かをこっそり装備してるのではないか。
さらにまだある。
海賊達の間では実は暗黙のルールが存在し海楼石を使うのは海賊として失格となっている。だから海賊はこの武器を滅多に使わない。
こんなところか。
ただ暗黙のルールに関しては突っ込みどころがある。
それがあるなら海軍は奪われる心配をする必要はあまりないという事になる。
もしくは海賊vs海賊の時のみ海楼石は嫌われているという裏設定があるのかもしれない。(というか必要なのかもしれない)
白ひげ海賊団が使わなかった理由は、ちょっとあの一団は現在でも自分達が最強だと過信していた。だから覇気と能力だけでエース奪還は簡単だと踏んでいた。
このサイトによる結論
・何か色んな要素が揃ってそう簡単に物事は進まない
とは言っても真の理由は戦闘がつまらなくなるで間違いない。
いや、ローvsスモーカーのようにやろうと思えば出来るだろうがあっという間に戦闘が終わる可能性が高まる。
・・・ん!?
これは逆に展開がスピーディーになっていいんじゃないのか!?