花の都の壊滅は避けられないのか?
救う手段はルフィ達以外にもあるかもしれない
現在鬼ヶ島はウオウオの実の能力によって物理的に花の都に向かっている。
スケールが大きすぎてカイドウを止めることは無理のように思えたが能力の規模と能力者の戦闘力は必ずしも一致するわけではないのでまだ希望はあるだろう。
しかし果たしてルフィ達はカイドウに勝てるのだろうか。
勝てたとしても鬼ヶ島が花の都に到着する前に間に合うのだろうか。
もしも鬼ヶ島の移動速度がゆっくりなのであれば間に合うかもしれない。
そもそも島を丸ごと浮かせるだけでも"エネルギー"を相当に使いそうなものなので速く飛ばすことはカイドウといえど無理だとしても不思議ではない。
それにルフィ達との戦闘が本人の予想を超える激闘になるのであれば途中で島の浮遊をやめ全てのエネルギーを戦闘に回すことも考えられる。
これなら鳥かごであったような時間制限は無くなるのでルフィ達も(読者も)それに気を取られず戦闘に集中できるだろう。
ただし悪魔の実の持つエネルギーはワンピース世界の基準で考えても普通じゃない部分があるので戦闘用とは別になっている可能性もある。つまり無尽蔵になっているかもしれない。
この場合どれだけルフィ達がカイドウを追い詰めても倒し切らない限り鬼ヶ島は移動を続けると思うので時間制の戦闘になってしまうだろう。
しかしルフィ達の勝利以外でも鬼ヶ島の移動を止められることは出来るかもしれない。
その鍵が実はモモの助にあるとしたらどうか。
偉大な光月おでんの息子ということで侍達から称えられておりヤマトも「世界を"夜明け"に導くのはキミなんだよ!!!」と途轍もない期待を寄せているが、実際のところモモの助はただの8歳の少年なので少なくとも今はとても何かを成し遂げられる存在ではない。
しかしもしも龍の能力によってカイドウがやってのけたように鬼ヶ島を浮上させることが出来れば、ギリギリのところで花の都の壊滅は阻止できるかもしれない。
カイドウのウオウオの実と同じようにモモの助も雲を生み出し空を飛ぶことが出来るのでそのポテンシャルは実際にある。
もしも上手く行けば正真正銘おでんの跡継ぎに相応しい活躍と言えそうなのでこれによってようやく周りが持ち上げるだけの存在を超えることになるだろう。
ただし気になるのはモモの助が食べたのはベガパンクの人造悪魔の実なので普通のウオウオの実とどこまで性質が同じなのかは未知数であること。
それに共通していたとしても島を浮かせられるほどの悪魔の実の力をモモの助がすぐに解放することが出来るのかも分からない。
しかし先ほど触れたように悪魔の実の力は特殊なので長年かけて鍛えずともそのような事は可能かもしれないので土壇場でモモの助がやってのけてもそれほど不思議ではない。
ただ何にせよルフィ達がカイドウを倒さないと何も問題は解決しないので結局全てはルフィ達に掛かっているわけである。
ただし鬼ヶ島が墜落する直前にカイドウを倒した場合はモモの助の活躍で綺麗に終わることになる。
意外とも言えるモモの助の活躍も考慮して今後の展開を予想してみたが、花の都に関しては全く違う結末もありえる気がする。
おまけとして(2)へつづく。