カイドウが「人獣型」にならない理由とは
999話でウオウオの実の能力者だと判明したカイドウ。
それが明らかになるまでカイドウは悪魔の実の能力者じゃない可能性も0じゃなかったのでこれでカイドウにもゾオン系の人獣型が存在する事が確定した。
しかし今までの描写全てを振り返ってもカイドウが人獣型になったことはない。
読者に見せていないだけかもしれないが何にせよ滅多に見せないその理由は何なのだろうか。
直感ですぐに思った可能性は最終形態(切り札)として温存してあるというもの。
もっと正確に言えば敵を倒すのに人獣型になる必要すらないというのが理由かもしれない。
人獣型が人の形態を保ちつつ動物としての能力も活かせるのでゾオン系能力者が本気を出す時はほとんど人獣型として戦っていた記憶があるが、カイドウはそんな必要がなく敵を倒せるので今まで描写がないと考えるのは自然だと思う。
ちなみに人獣型と違い頻繁に獣型の龍に姿を変えるのはおそらく便利だからだろう。
的はデカくなり小回りも効かないがブレス攻撃やかまいたちなど広範囲に届く攻撃を放てるのでその方が効率が良いと判断しているのかもしれない。
それに空も飛べるし龍の像を鬼ヶ島の入り口に設置していたので龍としての見た目も気に入っているなどの可能性もある。つまり色々と本人にとって都合がいいのだろう。
ちなみに切り札だとすればなぜおでん戦で人獣型にならなかったのかという疑問が浮かびそうだが、その理由はおそらく龍の形態で勝てる自信があったところに会心の一撃を食らったので人獣型に姿を変える前にやられかけたと解釈する事ができるだろう。おでんの強さはカイドウの想像を超えていたというわけである。
この予想が正しい場合ウオウオの実の持つ具体的な性質が明らかになっていないだけじゃなくその上"最終形態"すら控えているかもしれないカイドウ。
なのでワノ国編でカイドウは確実に倒される可能性はあり得るとしても鬼ヶ島が花の都に着く前に倒される可能性はほとんど0だと予想している。あまりにも短期決着すぎる気がする。
だとすれば花の都が壊滅してしまいそうだが、それについては今後考察予定なのでお見逃しなく。