パンクハザードでの"シャンブルズ"は本当に「魂」を入れ替えたのか?
ハンクパザード編が描かれて現在9年以上が経過している。(2021年9月)
その時ローはそれぞれの"人格"を入れ替えるシャンブルズを行ってみせたが、今までずっと引っ掛かっていたことがある。
ブルックのヨミヨミの実の例によって悪魔の実は「魂」に宿るのではないかと推測していた。
しかしスモーカーと入れ替わったたしぎはスモーカーのようにモクモクの実の能力者が使えていた。フランキーのチョッパーも同じく。
この描写で判断すると悪魔の実は肉体に宿るものだと思える。
しかしブルックは魂だけの存在として独立して活動することが出来る。
この"不一致"は一体どうなっているのかずっと謎だと思っていたが、今になって可能性が3つほど浮かんだので紹介したい。
まず一つ目はヨミヨミの実だけ特殊の可能性。
発動条件もそうだがヨミヨミの実は普通の悪魔の実にはない特殊な能力が色々と備わっている。
死後発動し、幽体離脱を行え、黄泉の冷気とやらを放ったりと"超人"の域を超えているようにすら思える。
なのでヨミヨミの実だけ特殊な伝達条件が備わっているとしても不思議じゃないかもしれない。
しかしヨミヨミの実能力者だけ特殊というのは悪魔の実の特性として一貫性がないのでパンクハザードでの謎は説明できてもこの点は違和感が残ってしまう。
そして二つ目の仮説は、実は入れ替わったのは魂ではなく記憶だったとしたらどうだろうか。
つまりシャンブルズでそれぞれ"入れ替わった"者達はそう思い込んでるだけで実際は違いそれぞれの"記憶"が入れ替わったので、例えばナミは自分がサンジになったと錯覚しているという事が真相だったのかもしれない。
これなら"スモーカー"もたしぎになったと思い込んでいただけで実際は肉体も魂もスモーカーなので普段通り悪魔の実の能力者が使えた、ということで話は収まるのではないだろうか。
ローは死の外科医といえど医者は医者なので"脳の構造"も熟知しているとしても不思議じゃない。
つまり医学の知識と"スキャン"を合わせればそれぞれの記憶の部分をシャッフルさせることは不可能じゃない、と解釈することは出来るのではないだろうか。
少なくともそれぞれの魂を実体として捉え入れ替えるよりも簡単な気がする。
というわけで9年以上経って答えに辿り着いた(かもしれない)わけであるが、もう一つ油断ならない可能性が残っている。
この考察は(2)へつづく。