第1018話考察
ゴムゴムの実には何か隠された能力が存在するのか?


前回ゴムゴムの実には何か重要な秘密がある(かもしれない)と明らかになった。

今まで能力そのものに秘密があると仮定した考察はしていなかったのでここで少し考えてみる。

とは言ったものの自分の想像力では一切何も浮かばなかった。

だが巷ではゴムゴムの消しゴム説などユニークな仮説が色々と挙がっている。

ゴムゴムの実が覚醒すると歴史などを消しゴムの要領で消すことができるというのが消しゴム説である。

まるでとんちのような話だが、しかしホビホビの実の例があるのであり得ないとは言い切れないだろう。

他にも色々な説が囁かれているが、しかしどうしても気になるのはなぜそれだけの恐るべき能力がゴムゴムの実には秘められているにも関わらず五老星やセンゴクなどの大物達は今まで"ゴムゴムの実の能力者"としてルフィに目を付けていなかったのだろうか。

本当に秘められた能力があると仮定した場合考えられる説明は二つしかない。

描写されなかっただけ(読者が知らなかっただけ)で昔からその事については話されていた(と今後明らかになる)

ごく一部の者にしかその能力は知られていない

ちなみにごく一部というのは海軍の大将達だけじゃなく五老星すら含まれていないかもしれない。

世界中で知っているのはイム様を含めて2~3人ぐらい、もしくはイム様1人という事すらあり得ると予想している。

過去の描写との"違和感"を無くすにはそれぐらい限定する必要があると思う。

ただし五老星までであれば実は以前からルフィをゴムゴムの実の能力者として目を付けていたと明らかになってもあくまで後付け感が強まるだけであって矛盾する事にはならないのは押さえておきたい。

ルフィについて話している場面はかなり限られているので、だからこそこれから色々と加えられても問題ないわけである。※旧三大将やマム達がこれからゴムゴムの実に突然注目するようになったらフォローは難しいと思う

実際五老星もゴムゴムの実の秘密を知っていると仮定しないとこの考察(シャンクスがゴムゴムの実を手に入れたのは"偶然"なのか?)で予想した天竜人同士の確執の部分が説明できない気がする。

「歴史より消すべき"灯"がまたお決まりでしょうか?」などと五老星はイム様に尋ねていたが、実際はイム様にそんな能力はない(消しゴムがないから)と知っていてわざと聞いたのかもしれない。本当なら流石は世界を動かしている面子である。

つまり五老星はイム様の手にその能力が届くのを阻止すべく秘密裏にシャンクスにゴムゴムの実を奪う依頼をしていたというわけである。

これならイム様の元にさえ行かなければ良いという事だったのでその後ルフィが食べても特に気にしなかったと解釈することができる。

五老星はイム様を慕っているように見せて実際は違う、というのは色々と謎であるがこの事はサカズキが言っていた天竜人の傀儡の話と繋がっているのかもしれない。

ちなみにゴムゴムの実には何もそのような秘められた能力がないと仮定しても問題はないと見ている。

だとすればなぜCP9が護送していたのか、それについては(2)へつづく。