第1018話考察
誰の指示でフーズ・フーはゴムゴムの実を護送していたのか?
12年前に護送中だったゴムゴムの実をシャンクスに奪われた当時CP9のフーズ・フー。
その後任務の失敗によりフーズ・フーは相当過酷な罰を受けていたと今回明らかになった。
前々回に投獄されたという話を聞いただけでも罰として厳しいと思ったが、看守から聞いた逸話にすがりたくなるほどの過酷さだとは想像していなかったので一体なぜそこまでという疑問は今回の話を受けさらに強まった。
もしかしたらそこにゴムゴムの実の秘密があるかもしれないので今から色々と推測してみる。
まず五老星の指示で護送していた可能性はほぼ無くなったように思える。
シャンクスに奪われたとフーズ・フーははっきり認識していたのでこれが五老星による任務であれば元凶であるシャンクスが全くお咎めを受けていないのは妙だからである。
それにルフィが"ゴムゴムの実の能力者"であることに今まで特に何も言っていないのでその点でも拘りが見えない。※ただし描写されていないだけでその事について実際は話していたと今後明らかになる可能性はある
五老星だけじゃなく他の政府関係者もルフィがゴムゴムの実の能力者であることに今まで特に何も反応していないので、五老星すら把握していない政府関係者による任務だった可能性はあるだろう。
そう考えると一人思い当たる人物がいる。
ゴムゴムの実の護送はイム様による任務だったのではないだろうか。もしくはイム様の側近。
そう仮定するとこの件の謎が色々と説明できると思う。
まずはゴムゴムの実の重要性。
イム様ぐらいしかその実が持っている"本当の価値"を知らないので五老星も含め今まで誰もルフィの能力に反応しなかったと説明できる。※コビーは除く
ちなみにイム様がルフィの写真を切り刻んでいたのはゴムゴムの実が関係していたと解釈する事もできる。
そしてフーズ・フーが受けた過酷すぎる罰の本当の理由はイム様の望みを叶えられなかったからだった事になるのでこれなら納得できる。
同じCP9のルッチ達はエニエス・ロビーで大失態を見せたが、その後ただ復職出来ただけじゃなくCP0にまで昇格出来たので単なるCP9としての任務の失敗が理由でフーズ・フーは過酷な牢獄生活を強いられたという事は考えにくいだろう。
イム様に限らず"天竜人"の指示だったとすればフーズ・フーを担当していた看守が太陽の神ニカの伝説を知っていた事も説明しやすくなる。
その事はこの考察(ジンベエは"太陽の神ニカ"の伝説を知っているのか?)で少し取り上げたが、つまり天竜人が直接管理する監獄にフーズ・フーがいたとすればその看守も天竜人と直接何らかの関係がある可能性が出てくるので、ごく一部にしか知られていないニカの伝説を知っていたと解釈できるわけである。
ちなみに以前サカズキはこのような事を言っていた。
表向きは五老星が世界のトップであるが実際は天竜人(イム様?)の傀儡(CP)が五老星の把握していない動きを見せる事があるのでつまりゴムゴムの実の件も同じ理屈で説明できるかもしれないわけである。
話をまとめるとこうなる。
ゴムゴムの実を手に入れる事が"イム様の望み"であったと仮定した場合説明できそうな事
・政府関係者、海軍、五老星などがルフィのゴムゴムの能力に今まで何も反応していない
・おそらくイム様によってルフィの写真が切り刻まれていた
・任務を失敗したフーズ・フーへの罰の過酷さ
・CP0が機密扱いする太陽の神ニカの伝説を看守が知っていた
さらにこの仮説は長年の謎の答えにもなるかもしれない。
(2)へつづく。