第1027話
日和はやはり…


ルフィの望みによりカイドウ戦は最終的にタイマン勝負になった。

これでルフィが勝利してもサシでカイドウに勝ったとはとても言えない状況だとは思うが、それはともかく桃太郎の面子で鬼のカイドウに挑むことにはならなかったのでつまり日和=雉説は外れなのかもしれない。

面白い仮説だと思ったがここで日和が屋上に現れたら完全に場違いになるのでこうなるとトリトリの能力者(鶴?)である可能性も一気に落ちただろう。

ただそれについては以前の考察でも取り上げたが鎌ぞう(キラー)に追われている時になぜ飛んで逃げなかったのかという疑問が出てくるので妥当ではある。

ということはつまりこのまま進めばマルコが雉だったということになるのかもしれない。

桃太郎に該当する中で唯一カイドウと直接対峙しなかったことになるが、キングやクイーンを屋上に向かわせなかった事は間接的とはいえ充分カイドウ戦に貢献したと言えそうなので特に問題はないだろう。

こうなると錦えもん達を手当てした日和(仮)が鬼ヶ島にいる理由が気になってくるが、やはりオロチを成敗する為に来たのが有力という事になりそうである。

それが日和の鬼ヶ島へ来た"真の目的"なのかは分からないが少なくとも結果的にそういう役割になるのは多分間違いないと思う。

最近オロチが唐突に姿を見せたのもその流れの前置きだったと解釈できるので、ただでも前回の考察(1) (2)で予想した世界政府に亡命する可能性を思い出したらこれは最有力候補とは言えないかもしれない。

とはいえオロチの命のストック(仮)はちょうど残り一つになっていると思うし日和の雉説が外れてオロチとも関わらない場合錦えもん達をちょっと手当てしただけで役割が終わったことになるので、総合的に考えるとこれから日和がオロチを成敗する可能性の方がやや期待値は高い気がする。6:4といったところだろうか。

ちなみにカイドウ戦に姿を見せないから日和は雉じゃないと仮定すると間接的に屋上の戦いに貢献したとはいえそれはマルコにも同じ事が言えるのではないかと突っ込みが入りそうだが、実際それは否定できない。

なので日和が雉である可能性はまだ残っている気もしている。

とはいえ百獣海賊団の一員ではないオロチ相手に"雉"であるところを見せるというのは少し違和感があるので屋上に来る可能性がほとんど0になった今だと以前ほど有力視できなくなったのは確かだと思う。

果たして真相はいかに…