第958話考察
4000人の侍、そしてルフィ達は一体どうなった!?
第三幕で錦えもん達は完膚なきまでに叩きのめされるという予想が的中した展開となった。
赤鞘のメンバーには直接危害は加わっていないものの精神的ダメージは相当である。
ただ第三幕が始まって早々戦闘描写なしにすぐに打ちのめされるとは思っていなかったのでそれは予想外であった。
しかし描写がないということは現時点では本当に4000人の侍達はやられてしまったと断定することができないのもポイントである。
やられてしまった場合は半数の侍は死に、残りは捕まり投獄されているということが考えられるが無事な場合はなぜ侍達は赤鞘に一切何も知らせていないのだろうか。
奇襲を受けたが逆に敵を返り討ちにしそして味方側に内通者がいると察し皆で赤鞘(しのぶなども含む)の誰かを疑ったということで説明できるかもしれない。つまり敵をあぶり出す為の大胆な作戦に出たということになる。
しかしこの仮説には問題点もある。
赤鞘の誰かを疑う根拠はどこから来たのだろうか?
反乱軍の中心よりも4000人の中に内通者が紛れている方が確率的にもありえるのでそこに強い根拠がない限り4000人が即興で大芝居を打つというのは違和感がある。
読者の立場かすると中心に近い人物が情報を流している(可能性が高い)と知っているが反乱軍はそのことを知らないので何もないところから錦えもん達の誰かを疑う事はできないというわけである。
なので4000人が大芝居を打っているとするとどこからか赤鞘にスパイがいるという情報を仕入れていなければならない。
奇襲を仕掛けてきた敵の中に知る者がいてそこから情報を得たというのが可能性の1つ。
他には反乱軍も内通者を送っていたというのが考えられるが、しかし中心の錦えもん達が知らないのは妙なので、ただヤクザの親分達の知り合いがオロチ側におり彼らが無事だと知って情報を土壇場で送ったというのは一応考えられる。
というかヤクザの親分の知り合いよりオロチ側に潜伏していた傳ジローという線の方がありえるかもしれない。
あとはローだろうか。
以前錦えもん達から手を切る可能性を考えたがむしろ逆で敵を欺くにはまずは味方からという作戦の元この状況を仕組んだのかもしれない。
ドレークから聞いた話の中に内通者のことも含まれていたので錦えもん達とは連絡を取らず裏で計画を練っていたわけである。
このような展開はありえなくはないだろうが、しかし本当に来るかといえば分からない。
なので今回描かれた状況に裏はなく普通にやられてしまった方がよりありえると思う。
ただルフィ達まで連絡が取れないのは妙である。
奇襲されたとしてもルフィが簡単に倒されるわけはないので4000人の侍達の失踪と直接関係があるのならむしろ希望はあるといえる。本当にローか傳ジローか誰かの協力によって大芝居を打っているのかもしれない。
しかし別々の場所と時間で奇襲を受けておりルフィ達は現在交戦中なので連絡が取れないのだとしたら4000人の侍達の失踪との関係はないことになる。
ただオロチは昨夜手を打っているので現在交戦中というのはよほど敵の数が多いのだろうか?それとも返り討ちにしおり本当に敵を欺く為の作戦が現在進行中…?
果たして真相はいかに…