第987話
マルコが海で見た影はペロスペローだったということは…


984話の考察で予想した流れが実際当たっていたことになる。

ビッグマム海賊団はペロスペロー共々マルコによって滝の下に蹴落とされたかに思われたが、ペロスペローはキャンディの能力を駆使し辛うじて一人滝の途中で踏みとどまることができた。

マルコ、ネコマムシ、イゾウの三人は合流してすぐに鬼ヶ島へ向かわず少し作戦会議を行った。

その間にペロスペローは三人を追い抜いていた───

キャンディを使って移動するので遅いイメージがあるが実際は普通の船に劣らないスピードで移動できるのかもしれない。

時系列的に考えて捻った予想だと言ったが影の正体としてペロスペローが最も自然な存在だったのでこの展開は違和感はない。

ただし気になった点がある。

なぜ二人は鬼ヶ島の入口にいるのか。

海で交戦中の方がイメージし易かったが、ペロスペローの移動速度は相当早くマルコが向かった時にはすでに海岸近くにいたということなのだろうか。

もしくは海で交戦中にどちらも陸の方が戦いやすいと判断し自然と島に近づいて行ったのだろうか。

どちらもありえると思うがここでもまた捻って別の可能性を考慮してみる。

例えば一時的に同盟を結んだ可能性はあるかもしれない。

ペロスペローはビッグマム海賊団と百獣海賊団との同盟を認めないと言っていた。

それにキングを目の敵にしているのでその為にマルコと手を組んだとしても不思議じゃないかもしれない。

とは言ったものの、ボスであるビッグマムが決めた同盟を真っ向から否定するのはほとんど反逆に等しいのでこの点を重視するとマルコと組んだ可能性は相当低い。

それにペロスペローが敵視していたのはキングもだがマルコルフィも含まれていたので、キング一人の恨みの為にマルコとルフィの因縁を一旦放置してマルコと手を組むのだろうか…

マルコの立場からしてもペロスペローは信用できる相手じゃないので、こうやって考えると妥当に二人は現在交戦中なのかもしれない。

ちなみに若干メタ的な視点で見た場合マルコが今乗り込むと活躍しすぎる可能性があるので、やはり足止めの意味も含めてマルコVSペロスペローは当然の成り行きと考えることもできる。

というわけでマルコとペロスペローという意外なコンビ誕生の可能性は相当低いという結論に達したが今回他にも予想外の人物が仲間になっている可能性が浮上している。

それについては次の考察へとつづく…