第999話考察
お玉の作戦は意外な形で効いて来る!?


お玉の提案に乗ったナミ。

肝心の作戦の内容についてはまだ明らかになっていないがきびだんごの能力を使った洗脳作戦なのはまず間違いないだろう。

お玉一人できびだんごをそれぞれのSMILE軍団の口に放り込むのは無理だとしても味方にはウソップがいるので今後見事な連係プレーが披露される可能性は高い。

ナミも協力し敵の口が開きやすい状況(?)を作り出すことができればSMILE軍団にとって天敵ともいえるトリオが完成する。

ただし以前の考察"お玉の「きびだんご」で討ち入りの状況を引っくり返すのは難しい!?"で推測したことが正しい場合この作戦が上手く行っても数の差を埋めることは厳しいだろう。

とはいえSMILE軍団の中でも特に強い連中を集中的に狙えば作戦が上手く働く可能性はあるので期待はできるとは思うが、しかしそれでも討ち入り全体の形勢までひっくり返せるかどうかはやはり怪しい予感がしている。

SMILEじゃない敵も多いだろうし結局本当の強者達は普通の悪魔の実の能力者なのできびだんごはゾオン系であればどんな能力者にも効くというカイドウも真っ青の効果がない限り部分的な戦況を変えるまでが限界かもしれないわけである。

ただし注目したいポイントがある。

お玉が鬼ヶ島にやってこれた理由は「てきの船にのせてもらって」というものであった。

お玉一人であればこっそり隠れて敵船に乗っていたと解釈できるが狛ちよひひ丸もこの場にはいるので文字通り船に乗せてもらって鬼ヶ島に自ら進んで来たと思われる。

おそらく真相は以前きびだんごで味方にしたババヌキなどのSMILEに協力を頼んだという事だろう。

だとすればきびだんごの持続時間はかなり長い事になる。というか永久的な可能性すら考えられる。本当なら悪魔的すぎる気もするが

つまりこの討ち入りの形勢をひっくり返せるほどの効果を上げられなくてもお玉の作戦はむしろその後に効いて来る可能性が考えられるというわけである。

"その後"というのが何かというのは未知数だが、敵を簡単に寝返らせスパイに変えられるポテンシャルがきびだんごの効果にはあるので絶体絶命の状況を打破し勝負を第2ラウンドまで繋げることが出来るかもしれない。

カイドウとビッグマムは互いに裏切る気配は全くなくむしろ"絆"がより一層強まっており、カイドウの"龍"の能力も異質なものだと明らかになったのでとても第1ラウンドでカイドウとの決着がつくようには思えない。

しかし"侍"としての覚悟を持ち鬼ヶ島へやって来たお玉の勇気がこの先の未来に強い影響を与えるかもしれないのである───