第999話考察
カイドウのウオウオの実の特性を検証「パート2」


「パート1」

検証の続きの前にカイドウがウオウオの実の能力者だと仄めかしていた描写を取り上げよう。

ウォロロロロという妙な笑い声はウオウオを指していると見て間違いないだろう。

以前も白ひげのグララララがグラグラを指していたことがあったので今になって見れば誰かがウオウオを予想していてもおかしくなかった気がするが、自分が知る限り誰も予想していなかったのでそれだけ読者の盲点を突いた実がウオウオの実だったわけである。

さらにカイドウの誕生日が"鯉"と読めそうな、少なくともこいのぼりの時期である5月1日という情報も何年も前から出ていたので相当前からカイドウはウオウオの実の能力者だと決められていた可能性すらある。

これはカン十郎が裏切者と同じ時期に決められた気がする。今回プリンの名が挙がったのを深読みして関連させると魚人島編の時点で既に考えられていたとしても不思議ではないと思う。

という点を押さえて改めてウオウオの実について考えてみるが、やはり最低でも水中で呼吸ができる能力がないと割に合わないのではないだろうか。

龍と見せかけて実は鯉でした、でも他の悪魔の実と同様水の中に沈めば溺れます、という事だとわざわざウオウオの実として龍になれる意味がない気がする。正直これだと設定的にへーそうで終わってしまう。

さらに一生の恩は過去にビッグマムがウオウオの実を渡したことだったと判明したのでそれだけの価値がある実だと捉えていいだろう。

ゴッドバレーでロックスが滅びた日の具体的な状況が分からないので実際は何とも言えないがウオウオの実を渡されなければその時カイドウはヤバかったという事であればウオウオの持つ異質な能力が一生の恩に繋がるという事でほぼ確定する。

ただ空を飛べる能力もあるので一生の恩から水中を泳げるかどうかの判断は実のところ難しい。でも期待はしたくなる。

火(破壊光線?)を吹け、かまいたちも起こせ、空も飛べ、島すら一緒に飛ばすことが出来る、そして魚として水の中でも活動可能だとすれば、というかそうなると海楼石すら無効にできる可能性も出てくるのでこれは確かに最強の生物だと言っても過言ではないだろう。

ちなみにウオウオの実の幻獣種という事だが普通のウオウオの実(魚のゾオン系)が他にもあるのかはよく分からない。

仮に存在するのであれば水中で活動可能の能力はない気がする。

というのもバーゲンセールだと悪魔の実のルールが簡単に破られる感じがするので水中で活動できる事を前提にすると幻獣種として一種類のみ存在するを有力視したい。

というわけでウオウオの実はその名に負けず水中でも活動可能な異質な悪魔の実の可能性は実際にあると思う。

他にも根拠と言えるかは分からないがそれを後押ししているかもしれない描写がある。

おまけとして(2)へつづく。