"物が悪魔の実を食べる"とはつまりどういう事なのか改めて検証


今までも動物系(ゾオン系)以外の悪魔の実を"物"が食べることは可能なのか?などの考察で何度かこの事は取り上げた事があるが再度改めて考えてみる。※966話までの展開を考慮

現在のところ物が悪魔の実を食べた例は動物系(ゾオン)の能力しか登場していないのでゾオン以外だとありえないように思える。

しかしアニミズムつまり物にも魂が宿っているという考えを元にするとそうとは言い切れない可能性がある。(上の考察を参照)

だとすればおそらくほとんどの読者はあれはまあそういう話だったからと捉えているであろうメリー号の一件は例外中の例外というわけではなくワンピースの世界観に沿った出来事ということになる。

では具体的にその物の魂とは何かとなってくるが、おそらくそれは"人の思い"が込められているものだと予想している。

以前からぼんやりそのような感じだと考えていたが最近おでんの回想でそれを後押しする場面があったように思うので紹介しよう。

ロジャーが空島で見つけたポーネグリフには"強い声"がつまっていたという。

例えばもしもポーネグリフ自身が書かれてあるポセイドンの内容を理解し声を発していたと仮定すると妙な感じがしないだろうか。

だがポーネグリフを作った者達の意思が作る過程でそれが物にも移ったとすれば、違和感はほとんどないように思う。

つまり全ての物が悪魔の実を食べれるわけじゃなくその人の思いが特にこもった物という条件がそこにはあり、そしてベガパンクの技術というのは"思い"が精霊的な形で存在しそれを具現化することによってそれを可能にするものということになる。

なので稀にだが自然にそのような事が起きる可能性もあるだろう。

おそらく飛徹の茶釜の真相は元々飛徹が愛着を持っていた茶釜がある時目覚めそしてたまたま近くにあったイヌイヌの実モデルたぬきを……"食べた"のだろう。

ただ相変わらず食べるというのがどのような感じなのか予想するのは難しい。

しかし詳細はともかく飛徹とベガパンクに繋がりがないのならそれが大体の真相だろう。

というわけでポーネグリフの"声"によって以前の仮説がより一層説得力を増したと思うがそれでもゾオン系のみ可という可能性はまだあると思う。物は物であって動く理由は悪魔の実の力が中心。

ただそうなるとメリー号の一件はあれっきりの例外で、そして前から突っ込んでいるようにチョッパーには本来のトナカイとは違う"人"の魂が別に宿っていることになってしまいそうだが果たして真相はいかに……