月の民の正体とワノ国の光月家との繋がりとは

月の民が青星に降りてきた時に最初に接触したのがワノ国の光月家だったというファーストコンタクト仮説を以前立てたがその中ではその根拠の部分についてはほとんど触れなかった。

ここでは月の民の正体も含め今までよりも深くその繋がりを考えてみる。

このサイトではD=半月説を最初に知った2011年以前から月の民は"悪"の存在ではないと予想してきた。

しかし数年前にDについて久しぶりに検索した時に月人こそが侵略者でその子孫が天竜人というのを見かけた。

元々月人の正体に関しては絶対の自信があったのでそういう予想もあるのかと思っただけでその事は忘れていた。

それから数年後たまたまYouTubeのウルージさん（ジョンさん）の月の民に関する去年の年末の動画を見たのだが、そこでも月人侵略説が囁かれていた。

そこでさらに調べてみるとその種類の説は自分が思っていた以上に多いことを2020年になって知ることとなった。

というわけでまず押さえる必要がないと思っていた月の民は敵か味方かという部分から行こう。

元々の説は現在広まっている予想とは真逆だったはずだと思い久しぶりにオリジナルのD=半月説がどのようなものか調べてみたのだが、10年以上前の話ということもありDが半月という事以外ほとんど情報を得ることが出来なかった。

なのでもしかしたら月の民が友好的な種族というのは最初からD=半月説の一つの解釈でしかなかったのかもしれない。

実際このサイト開設以前（2011年3月以前）にその説を推していた意見はたった一つしか見つけることができなかった。主流だと思っていたのは思い込みだったらしい。

しかしマイナーだろうと何だろうとその解釈に絶対の自信を持っていたのには昔から根拠がある。

まず侵略者の場合Dの名を持つ者の立場が妙な事になるというのが一つ。

つまりなぜ敵のシンボルを名前にいれるのかという疑問が出てくる。

単純明確であるが、だからこそ説得力がある。

例えば天竜人の中にDの名を持つ者はおらず天竜人のドフラミンゴ家ではそもそもDは神の天敵とまで言い伝えられてきた。

Dが実は"月"に関する意味は全くないのであれば大どんでん返しでありえるだろうがそうなると光月、霜月、天月などワノ国の住人の中にも月が含まれれる苗字を持つ者が結構出ているのはただの偶然か何かということになる。個人的にはその方が考えづらい。

さらにエネルの壁画では月人に翼があった。※今まで羽と言ってきたが今後は翼で統一します

天竜人に翼を持つ者はいない。

天然に持っている者達（仮）はおそらくシャンディアの人々と他には飛徹などが考えられるがその場合彼らこそが侵略者に近い存在ということになる。（それと月と関係ある場合Dの一族と月の名を持つワノ国の者も同じく）

ただ同じく翼を持っているキングを見ていると確かにありえそうな話であるが、キングについてはここでは置いておこう。

そしてくれはの発言。

"D"に深い意味があると作中で最初に仄めかされた爽やかな場面であるが月人が侵略者である場合爽やかとは真逆の凄い複雑な理由が必要になりそうである。

おそらく月人侵略者説が多い理由は作中の描写からではなく宇宙人＝侵略者の図式が映画などで圧倒的に多い事と同じ理由から来ていると見ている。

その理由はともかくワンピースはおそらくマイナーな方で来るだろう。

しかもETなどとも違い堂々と接触していると思われるのでその場合その中でもさらに珍しいタイプであるはずだ。

仮説が正しい場合その辺はレトロな雰囲気になるだろうと予想している。

月といっても風船でいけるところにあるので彼らが宇宙人と言えるのかどうかは微妙であるがポジション的には同じである。

ちなみにここでいくつか挙げた根拠はその仮説の証拠にはならないが、しかし次に説明する部分も含め全てが逆であれば話がどうまとまるのか自分は全く予想ができない。

では次はなぜ月の民はワノ国と接触したのかという事に話を移す。

以前の考察では偶然か何か理由があったのかと少し触れただけだったがそれを支える強い根拠になりえる要素が随分前に出ている事に気付いたので紹介しよう。

センゴクも言っていたがワノ国はなぜか大物達がよく関わる。

白ひげとロジャーのおでんとの繋がりはもちろん政府もわざわざCP-0を送り込んで裏でワノ国と繋がりを持とうとした。

おでんについては偶然（運命？）の要素が強いが政府の場合は明確な理由がある。

ワノ国でしか手に入れることが困難な武器、海楼石の存在。

政府が独占していたと明らかになったので海賊達がほとんど海楼石の武器を持たない理由の説明になったがこの部分はそれ以上にもっと重要な意味があるかもしれないことにお気づきだろうか。

ここで空島のコニスの父親のパガヤの発言を思い出してみる。

空島の形成に海楼石が深く関わっているという話であったがなぜワノ国近海でしか取れないという海楼石が遠く離れた空島と関係しているのだろうか。

火山によって運ばれるパイロブロインによって全てが自然に誕生したのだろうか？それとも…

元々月の民は資源を求めて青海に向かった。

そして空島は月の文明が元になって作られたと推測しているがそれを正しいと仮定してここでファーストコンタクト説を考慮すると話が全て繋がる。

つまり月人が最初にワノ国と接触を持った理由は偶然ではなく資源（海楼石）がそこにあったのが理由なのかもしれない。

謎の高度な文明を持った存在に気付いた古代のワノ国の人々はパニックになった。

その時代表として"光"家の者が月の民と接触したとしたら、もしくは代表としてではなくおでんのように……そこまで細かくは予想しないでおいて、その時月人との絆が生まれそれが巨大な王国誕生のキッカケでもあったのだ。

そして空島を作り、やがて巨大な王国も誕生したのかもしれない───

ちなみにファーストコンタクト説の根拠になりえる話が他にもありそれは昔ばなしの竹取物語（かぐや姫）の存在。

作中の描写ではないが月人の存在がかぐや姫から影響を受けたとすれば色々と辻褄が合うと考えることができるわけである。

というわけで月の民の存在とワノ国についてさらに深く考えてみたが他にもまだまだ取り上げることがあるので特にファーストコンタクト説の支持者はご期待ください。（ちなみにキングの存在を考慮したイレギュラーな可能性も考察予定です）

ちなみにこの説が浮かんだ時にものすごい安心したことがある。

かぐや姫以外にも月の民のモチーフになった存在など裏の根拠に興味があれば（２）をご覧ください。