第3話
"スタン人形殺人事件
再感想
この話は面白い事は面白いのだが、改めて見てみると何かが足りないと思った。
その何かというのを具体的に説明するのは難しいが前回の話と比べると冒険感が欠けているのかもしれない。
事情聴取も兼ねたグラビティフォールズの町の散策という意味では冒険しているが前回のとは種類が違うのは分かるだろう。
おそらくこっちはスピード感がないのかもしれない。
あっちが(映画の)"スピード"だとすると、こっちは"スピード2"という感じか。(この喩え分かるかな?)
ただし伏線として見た場合以前の感想でも触れたがこの回は非常によく出来ている。
制作者のアレックス・ハーシュも確か特別番組で言っていたがスタンがスタン人形をやけに大事にしていた理由はスタン人形をフォードと照らし合わせていたからである。
ちなみにこの事はアレックス・ハーシュが説明する随分前に気づいていた人がいて、それを見て自分もこの事に気づいた経緯がある。
言われるまでなぜか気づかなかったという人は自分以外にもかなりいるだろう。
実際これを指摘していたのは自分が知る限りその人のみであった。
やはり初期のエピソードだから皆頭から抜け落ちてたというのもあるかもしれない。それにナンバープレートの伏線の方が印象が強かったのも理由としてありそうだ。
そういえば蝋人形達は生きていたと聞かされたスタンが取った対応はやはりどっちつかずな感じであった。
否定をしつつも蝋人形を燃やし尽くした双子を責めない、
ただ今になって見てみると超常現象を既に知ってそうな雰囲気があるようにも見える。
ちなみにジョークの部分はトビーのアリバイやラリー・キング(の首を切る)など1話2話と比べるとアクが濃くなっている。
というかこれからのエピソードと比較してもこの回はその点で例外的である。
やはり模索の段階というか、ただ個人的にはこういうのは悪くないと思ったのだがやりすぎたらマズいという事で自重したのだろうか。
確かにセレブを取り扱いすぎたらシンプソンズみたいなノリになりかねないからディズニー作品としては現在の流れでよかったのだろう。(トビーのアリバイネタも同じく)
ちなみに1話から3話まで順位を付けるとこんな感じになります。
2話>1話>3話(今後もこうやって順位を付けていくかもしれない)
オススメの分析