第8話
"合衆国最大の秘密"
再感想
開拓者の日というアメリカらしいエピソードだが、話の中身は………こっちも同じくアメリカっぽい。
USAコール、意地悪な金持ちの田舎娘、手掛かりを元に大きな謎を解いていく、それを追う政府の組織(保安官達)、政府の陰謀、途中でトラップがある、大統領の登場、捕らえられ政府の施設に送られそうになる、そして最後はリベンジを成し遂げる、
などなどこうやって並べたらUSAの基本(?)が全て揃っているのが分かるだろう。
実際このエピソードの原題である"Irrational Treasure"(イラショナル・トレジャー)はニコラス・ケイジの映画のナショナル・トレジャーに掛かっている。(こっちもそういう系の話)
それにしてもノースウェスト家がグラビティフォールズの発見者じゃないかもしれない事を随分前に見抜いているとはフォードの情報収集力は大したものである。
ただ今回それを完全に解いたのはこのミステリーツインズだから忘れそうになるがこれは何気に凄い功績である。フォードですら完全に解けなかった謎を偶然が重なったとはいえメイベルが解いた。
そういえばフォードはノースウェスト家の幽霊の情報まで持っていたからこっそり屋敷に侵入したりしていたのだろう。
そこできっと30話で出てきたあの隠されていた秘密の写真を見て真の発見者じゃないと閃いたのかもしれない。なるほどなるほど。(これはオリジナルの仮説です)
そして久しぶりにギデオンが出てきたが、今回は妙に大人しかった。
やけに穏やかな時と最初からブチ切れモードの時があるからこうやって見たらギデオンは結構不気味である。
ただ常に敵(ボス)として構えていないのは作品的にいい事である。4話の時にも言ったがこのバランスがグラビティフォールズは上手い。
そういえば今回ウェンディのようなティーン達が出てこなかったがやはりハロウィーン(サマーウィーン)と同じなのか、こういうのを楽しむのは子供と大人なのかもしれない。
スースがどんな感じなのかも気になったが、スタンの話の中だけしか登場せずこっちも分からず仕舞いであった。
話のタイプとしては第3話の蝋人形回にやや似ているが、超常現象要素が少なくて代わりに話のスケールが大きくなっている。
大きすぎてあの保安官達がこんなデカい秘密を持ってたのか!(しかも訓練済み)というのを忘れそうになるぐらいである。
では感想の最後として順位を付けるとすれば……
2話>1話≧ 7話>8話≧ 3話>6話≧ 5話≧ 4話
蝋人形回と互角かやや上だが、ディッパーがいっぱいよりは若干だが下という感じになりました。
さあ次はいよいよタイムトラベル回。
オススメの分析