第39話
"Weirdmageddon Part 2 Escape From Reality"
ミョウマゲドン 2 現実からの逃避
タイムベイビーも消し、完全にグラビティフォールズを掌握したビル。(とその仲間達)
そこでいよいよグラビティフォールズ外の地域を支配しようと町を出ようとしたら…
何らかの力によって行く手を阻まれるモンスター達。
この謎のバリアにはどうやら無敵になったはずのビルすらお手上げのようだ。
これが一体何なのかはともかく、このような設定がここで出てきたのは非常に面白い。
やはりグラビティフォールズの町は普通とは違うのである。
(このバリアの正体の考察は今後別に取り上げます)
そしてミョウマゲドンオープニングの短縮バージョンを挟み、場面はディッパー、ウェンディ、スースの三人へ向かう。
メイベルの玉の中へ入った三人が見た驚きの光景は…
そこはまるでメイベルがハイになった時に見た幻覚を再現したような場所であった。
そこではメイベルは市長で、更にディッパーの予備まで存在した!
ディッピー・フレッシュ!
ちなみに何気に気に入っているのが、ディッピー・フレッシュが登場した時のウェンディの何とも言えない顔。
願えば何でも叶うメイベルランド。
ウェンディは仲間達と学校へイタズラしに行き、(ただしその中にはやっぱりロビーの姿はなかった)
スースは覆面レスラーの父親とキャッチボール。
そしてディッパーは・・・見るのを拒んだ。
これが何だったのかは不明のままであったが、ウェンディが関わっているのはまず間違いない。
そしてヒントすら出てこなかったのを見ると放送するには不適切ということなのかもしれない。
と言ってもディッパーはまだ12歳。変に過激ではないだろう。
昔のエピソード(プール回)と関連付けて考えるとおそらく、ビキニのウェンディ辺りが近いと思える。
もしそうならディッパーあの時見なくて正解だったわけである。
というのもメイベルが目の前にいたからもしあの扉から登場していればそれはそれは気まずい事になっていただろう。
つまりディッパーはビルの作ったこの罠を避ける為に見なかったわけじゃない。
メイベルが目の前にいた事による気まずさからあの場を離れたのである。これが真実である。(たぶん)
その後イタズラに飽きたウェンディがディッパーの元へ戻ってくる。
そしてディッパーに夢のような提案を持ち掛けるが…今回は気まずさからではなく、本物じゃないと見破った事によってウェンディの提案を拒むディッパー。
すると偽ウェンディが妙な事に。そして周りの可愛い生物達も本性を見せる!
前回のパシフィカの父親、今回の最初の方にちょっとだけ出てきた沢山の顔があるモンスター、そして変な虫になる偽ウェンディなど製作者は最終回が控えディズニーからオサラバしてFOXへ行くという事で何か本当やれる限りの事をワザとやってる気がする。
ちなみに自分はグロテスク系は別に好きじゃないから無理してこういうのを頑張る必要はないと思います。実際ビキニのウェンディの方がよっぽど得な人は多かっただろう。
ただそれは実際アイディアとして出たが、今までの作風には合わないという事で却下になったと勝手に舞台裏を想像している。
そしてメイベルランドでの禁句を言ってしまったディッパーは裁判にかけられることに。
裁判官はネコ、弁護士はいつものあの二人、陪審員はクローンメイベル(レバム?)と明らかにメイベル有利な条件が揃っている。
そして空想vs現実が始まる。
髪にガムを付けられたメイベルや、
モテないディッパーなど悲しい思い出が出される。
※ちなみにどこかの分析で言った気がするが、製作者はディッパーとメイベルがグラビティフォールズに来る前の過去を出すというような事を言ったのを紹介したが、それはこの事だったのである。
しかしディッパーも負けじと反撃。
今までの懐かしい思い出なども出し、フォードの弟子になるというナード一直線の道をやめメイベルと一緒にいる事を選んだディッパー。
な、なんという姉弟愛だ。凄い。(もちろん変な意味ではない)
そうして仲直りまでたどり着くが、ちなみにこれは英語版だと"Awkward Sibling Hug"(気まずい兄弟のハグ)と言って第一話で専用の名称として登場している。(日本語でもやればよかったのに)
覚えている人もいるだろうがYes Definitely Absolutely!(日本語だと何と言ってたか忘れた)男も第1話で登場している。(恋のキューピッドの時も幻として登場)
そうしてついに目が覚めたメイベル。
現実へ戻る為にメイベルランドをコントロールしようとするがメイベルの力は失われていた。
そしてディッピーフレッシュも含め悪魔化していく。(ただしあの二人はなぜかしない)
しかし、結構前から行方不明だと思われていたが、今回無事な姿を見せた巨大化したよったんに乗りメイベルの玉から脱出するのであった。
そしてミステリーハウスを目指す四人と一匹。
そこで待っていたのは…
巨大化したヤギを見て逃げ出した大おじさんやパシフィカなどのおなじみのメンバーがそこに。
それだけじゃなくマンノタウロスなどのグラビティフォールズの無害なモンスター達もいる。(何気にセヴラルタイムズまで)
そうして最終回に続くのであった。
というわけでちょっと前に自分がグラビティフォールズのエピソード歴代No.1に選んだ話はいかがだっただろうか。
この話はミョウマゲドンシリーズに属するが、それでも気まずいハグやYes Definitely Absolutely!を見ての通り様々なシーンで原点回帰が見てとれる。
それにグラビティフォールズに来る前の今よりちょっと小さいディッパーとメイベルも中々興味深かった。(昔はもてもてディッパーとは真逆だったのか…)
ただ考えてみたら現在はディッパーの方がモテている。メイベルはグラビティフォールズでは失敗の方が多い。
ちなみにちょっと前はNo.1に選んだが、ただ今回見たら今まで見えていたもの(フォード登場回)の方が1位かもしれないとちょっと思ってしまった。
ただそれでも歴代TOP3以内には入っているので細かい事は気にしない。
ではここで今後の予告を伝えます。
・結局メイベルの玉の正体は何だったのか
・謎のバリアの正体とは?
・最終回予告編(ただしどうやら前編後編に分かれるようだから日本語版だと次は本当の最終回にはならない?)
・最終回で全ての謎が明らかになる?
・タイムベイビーにまつわるトリビア
といった分析をやる予定です。