■ 本当にビルは無敵の存在なのか? ■
ビルは自身を弱点がない存在と言っている。
実際夢の中でディッパー達が善戦してもピンピンしていた。
つまりビルは夢の中だとおそらく無敵なのだろう。
なんせDream Demon。夢の中だとミスはあっても負けることはないのかもしれない。
では現実世界での強さはどうか。
一番の注目はシーズン1のDreamscaperersでのあの場面。
シカの歯を全部引き抜くという不気味でグロテスクな能力。 あれが出来るのだから夢の中だろうと現実だろうと最強の存在のように思える。
しかしあのシーンはおそらく単なる幻想(Ilusion)の可能性が高いと思う。注目すべきなのは背景が全て白黒になっている点。
おそらくビルは本当にシカの歯を抜いたわけじゃない。シカの歯を抜いたイリュージョンを見せていただけではないだろうか。(その後歯を元通りにしたからありえる)
実際"Sock Opera"の中でディッパーに接触していた時も周りは白黒だった。
世界を傾けたり気味の悪い変な頭を持ってきたりしたがあれは全てディッパーの夢の中での出来事だった。
ディッパーと契約した時は夢の中ではなかったがそれでも周りは白黒であった。おそらくそれが幻を見せる条件なのだろう。
つまりビルは全知全能で最強のように振る舞っているが、本当は能力にも知識にも限界点があるのかもしれない。
予知を出来たとしても完璧な予知は無理の可能性がある。
ビルハッタリ説を裏付ける証拠はまだまだ存在する。それがこの場面。
もうちょっとアップしてみよう。
そのブラックライトで浮かび上がった文字をAtbash Cipherという方法で解読したらこうなるらしいのだ。※引用元
"Pure energy, not skin and born, rising like the shepard tone"
純粋なエネルギー、皮と骨ではない、まるでシェパードトーンのように浮かび上がっている。(翻訳は多分こんな感じ)
翻訳してもなかなか理解が難しい感じだが、実際英語でもこれは理解しにくいものであるようだ。
特にシェパードトーンという部分。これはどうやら何かの例えらしい。
ビルというのは一見したところ無限のパワーと無限の知識を持ってるように見える。
ただここでシェパードトーンというのを検索してみる。
それは無限音階というもので無限に音が下がったり上がったりしているように思わせる音の事である。
しかしシェパードトーンというのは調べての通り単なる錯覚である。
勝手に無限ループして永遠に上下が続いているように見せかける錯覚でしかない。
本当に無限に音が下がったり上がったりしているわけではなく限界がある。まさしくこれはビルそのものの弱点を知らせている暗号なのだ。よく出来てる。
シェパードトーンがビルのシンボルならビルの能力はイリュージョンそのもの。
つまりビルは主張しているほど本当は強くないのである。おそらく知識も神レベルではないのだろう。これがストーリー後半にどう影響するか期待しよう。
では次にSock Operaのエンディングに出てきた暗号を持ってきてみよう。これもビルと関係している
これも解読すると面白い文章が浮かび上がってくるようだ。
"NO PUPPET STRINGS CAN HOLD ME DOWN,"
"SO PATIENTLY I WATCH THIS TOWN,"
"ABNORMAL SOON WILL BE THE NORM,"
"ENJOY THE CALM BEFORE THE STORM"
自分を押さえつける事が出来るパペットの紐などない
だから辛抱強くこの町を見ていよう
異常事態がもうじき普通の事になるだろう
嵐の前の静けさを楽しめ
なかなか不気味な文章が浮かび上がってきている。
やはりグラビティフォールズは後々今の展開とは比べ物にならない何か異常な事態が発生する可能性が極めて高い。
問題はここからである。
重要な部分を忘れてはならない。
(3)へつづく。