第1033話考察
覇王色が覚醒したゾロの強さとは


今回覇王色の覇気の持ち主であるとついに確定したゾロ。

覇王色が覚醒したことによって相当なレベルアップを果たしそうであるが、しかし覇王色がただ目覚めただけでは雑魚狩り以外の強化には本来なら繋がらないので微妙なところではある。

しかし覚醒した直後のゾロをよく見ると、

すでに纏う覇王色の特徴と思われる黒い稲妻が三本の刀から放たれているのでルフィが辿り着いた境地にゾロも一気に到達したとみて間違いない。

ルフィは覇王色が最初に目覚めてから纏う覇王色に至るまで2年以上掛かっているがゾロはその日なので途轍もない成長速度である。

ただこれは閻魔によって潜在能力が解放されたのが理由だと思うので深く考える必要はないだろう。

それでも深く考えてみるならやはり"鬼気"は覇王色の一種で2年前の時点からゾロも覇王色が目覚めかけていたと解釈することはできる。

1010話の考察でも鬼気と覇王色について取り上げたがここで新しい解釈をしてみると、ゾロが目指す「王」はルフィが目指す王とは種類が違うのでその志の違いがゾロの覇王色に固有の効果を与えたのかもしれない。

ルフィが目指す海賊王は"世界を変える"ほどの存在であるがゾロが目指す世界一の剣豪は言うなれば"ボクシングのチャンピオン"のような存在なので、今まで剣士でもないモブ達を気絶させる効果は現れず代わりに目の前の敵にのみ作用する効果が現れた、という感じだろうか。

しかし閻魔によってゾロの覇気が"全開放"されたので一般的な覇王色の効果もついに現れたというわけである。

ちなみにミホークから学ぶことが出来なかった"何か"をワノ国編でゾロは掴むことになると随分前に予想していたが、つまり覇王色がミホークを超える為に必要なもので間違いないなさそうである。

当時はワノ国の侍からミホークも知らない剣術のコツを教わると予想したが覇王色の方が説得力は明らかに高いので予想は外れて良かった。

さらに覇王色の持ち主なのであれば死闘を重ねる度に戦闘力(覇王色)が強化される可能性が出てくるのでこの討ち入りでゾロは格段にパワーアップすることになるだろう。

覇王色の覚醒によってゾロが世界一の大剣豪になれる可能性は一気に高まったと思うが、それによって一つ別の心配が出てきた気がする。

この話は(2)へつづく。