"流桜"は過去の謎であった様々な描写を説明できる可能性を秘めている!!?
「パート2」


■前回

ここからはマイナーな描写を取り上げてみる。

まずはこれ。

シャンクスが覇気をムキ出しにして白ひげの船にやってきた時の描写。

覇王色の覇気は生物を威嚇するもので物体を破壊する力は(今のところ)露骨に描かれていない。

だが最初に"覇気"が描かれた時白ひげの船に直接ダメージを与えていた。

これも覇王色に流桜が混じっていたとすればただの覇王色の効果とするよりも納得できるかもしれない。

ちなみに覇王色と関連して他にもこういう描写がある。

シャンクスと白ひげ、ルフィとチンジャオ、ルフィとカタクリ覇王色の覇気の持ち主同士が衝突した場面であるが今までは覇王色の使い手二人が衝突するとこういうことになるという感じの意味でしかなかったが、これからは流桜の発散(仮)として捉えることもできる。(ルフィの場合チンジャオとカタクリが実は流桜を使えておりそれが覇王色に乗って広範囲に発散されたという具合)

まあこの三つに関しては演出の面が大きいと思うので深く考える必要はないと思うが、しかし次のシーンは流桜で間違いない。

赤犬のマグマパンチを剣で完璧にガードしたシャンクス。

今までは武装色の覇気を極めればこういうこともできるという解釈でしか考えようがなかったが今なら流桜によるバリアでマグマはそもそも剣に触れていないと見ることができる。

つまり長年謎であったシャンクスの戦闘スタイルはもしかしたら……(これについては後日改めて取り上げよう)

次はこのシーン。

剣は直接触れてないはずなのになぜ黄猿の顔から血が出たんだ?という疑問を自分は随分昔から投げかけていたがこれが答えだったのだろう。

当時は剣の軌道上に顔があったので武装色が覇王色に乗って顔をかすめたと推測したが流桜の放出とした方が上手く説明できそうだ。(覇王色の効果だとすると三大将のバリアを説明できない)

ではここからさらに一歩踏み込んでみる。

"覇気"という言葉を最初に発した黒ひげの台詞。

覇気をまるで可視化できるオーラのように言っていた黒ひげ。

流桜を考慮すればそれはあながち間違っていない可能性がある。

つまり真相は……じゃなくて見聞色を怠らなかったので黒ひげはルフィの覇気の"質"の違いを感じ取れたのだろう。

見聞色にも未来視気配察知など様々な種類があるので黒ひげの場合ただの気配だけじゃなく相手の潜在的に持つ覇気の度合いも分かるのかもしれない。

というわけで過去の様々な描写を取り上げてみたがこれ以外にも流桜で説明できるシーンはある気もするのでそういうのを各自探してみるのも面白いかもしれません。

途中でも少し触れたように流桜の概念があれば片腕になった後のシャンクスの強さの秘密などを今まで以上に考えられると思うので、この設定は正直後付感満載であるものの逆に色々と辻褄が取れそうだから面白い。

ただ流桜の持つポテンシャルは良い方にも悪い方にも高いと思うので本当に今までの戦闘が何だったんだと思わせない程度に今後上手く混ぜられるのを見守っていくしかないだろう。