第960話考察
傳ジローは丑三つ小僧として活動している?
現在正体がハッキリしていない人物が三人いる。
まずは狂死郎。
普通に敵のように描かれているので素直に読めば正体も何もないが味方説や傳ジロー説は根強く囁かれている。
だが回想で登場した子供の頃の傳ジローは狂死郎とは似ても似つかずよほど捻られた展開が用意されていない限りこの時点で傳ジローの線は消えたと思われる。参照:傳ジローの正体とは
次にその傳ジロー。
少なくとも子供の時はコウシロウを思わせる雰囲気が漂う赤鞘の一人。
反乱の時が迫っているにも関わらず一向に姿を見せず現在消息不明である。
そして丑三つ小僧。
えびす町の住人に都で盗んだお金をバラ撒いたりと義賊として活動している謎多き存在。
捕まったと聞いた時の日和の焦りから察して二人はよく知る仲だと思われる。そこからさらに発展させこのサイトでは日和と仲が深い遊郭にいる忍者の用心棒説を唱えたりした。
そして今回明らかになった傳ジローの姿で何が分かるのか。
それは狂死郎はやっぱり普通に敵かもしれないということ。
ハッキリした根拠ではないので断言はできないが狂死郎と傳ジローが別人で狂死郎が味方だとするとこの先の都で起きる展開で味方が突如二人増える可能性が出てくる。
傳ジローが都で姿を現すかどうかは完全に不明であるが仮にそういう展開があると仮定するとダブった感じになるので違和感があるというわけである。
さらにそこに丑三つ小僧の存在を加えると三つ巴になる。
つまり第三幕は心強い味方がポンポン出てくる幕なのだろうか?
その中の一人が敵だとすればその違和感は解消されるので狂死郎=普通に敵は以前よりさらにありえることになったと思ったわけである。
ただ3-0から2-1になってもまだダブった感じは残っている気がする。
そこで思ったのがだったら傳ジローはもしかしたら丑三つ小僧では?という予想である。
ただしダブった感じの解消がその説の根拠なので二人が別人でも驚きはしない。
それに丑三つ小僧が傳ジローであるのならその知り合いと思われる日和が傳ジローの消息を知らないと言ったのは妙である。
だがアシュラ童子は酒天丸として普通に活動していたので傳ジローも正体を偽って日和の近くにいたと考えることはできる。
※20年前日和は小さかったので傳ジローの記憶は曖昧になっており複雑な変装をしていなくとも同一人物だと判断できなかった
そういえばダブり解消が目的なら狂死郎が丑三つ小僧の可能性も一応考えることはできるが、小僧という雰囲気じゃないしそもそもそんな事をやるような人物にはとても見えないので絶対にないとは断言できないが可能性は限りなく0%に近いと考える。
ちなみに傳ジローが丑三つ小僧なのであればどうして皆の前に姿を現さないのかという疑問がある。
記憶喪失はビッグマムでやったばかりなのでおそらくその答えは……町民の保護を優先としての行動だろうか?
この計画が失敗すれば赤鞘も反乱に加わる同志達も全滅することになる。そうなればオロチの完全な独壇場になる。
なのでそれを見越して反乱には加わらないと判断した…のかもしれない。義賊として生き続ける道を選んだということになる。
消極的な感じだが計算高いところは今回描かれた様子とピッタリ合う。
それに赤鞘に一人ぐらいそういうタイプがいても特に問題はないと思う。アシュラ童子もつい最近まで半ば諦めてグレてたぐらいだし。
あと今回映った傳ジローが実際に小僧というのもあるがこのまま大人になっても傳ジローなら丑三つ小僧の異名に違和感なく当てはまりそうな雰囲気をしていると思ったのも根拠として少しある。
というわけで傳ジロー=丑三つ小僧の可能性は50%ぐらいはあると考えるが実際どうなるかは分からない。
ただ今回の傳ジローの素顔判明であるモノが復活した。
おまけとして(2)つづく。