第964話考察
トキは800年前の生まれ!
つまり「空白の100年」の出来事を知っているのか?
ワンピースの歴史の中で最も重要な出来事の一つである空白の100年。
トキトキの実の能力者である天月トキは800年くらい前に生まれたという。
空白の100年は現在から900~800年前を指しているので約30年前が舞台の回想で26歳のトキはちょうどその真っただ中に生まれたことになる。
ということはトキは当時何があったかを知る生き証人の可能性がある。だとしたら相当な重要人物である。
しかしトキを介して一体どこまで作中の謎が明かされるかは未知数だと考える。
そう思う根拠はこのようなシーンにある。
958話と959話の時にも取り上げたがおでんが世界の重要な謎を知ったのはラフテルへ行った後のように聞こえる。
つまりロジャーの船に行く前にトキと出会ったということはたとえトキが空白の100年真っただ中に生まれていてもそれほど重要な情報を持っているとは限らないというわけである。
しかしそれこそが逆に空白の100年の秘密のヒントにもなりえる。
以前から空白の100年はホビホビの実のような凶悪な能力によって人々の記憶から消し去られた仮説を立てているが、もしもこの先トキが"不自然"に重要な部分の当時の出来事を知らない(よく覚えてない)などと言えばこの仮説の信憑性が一層高まるというわけである。
それに全ての情報を消し去れるとも思えないので部分的に重要な情報を持っている可能性もある。(終盤になってその本当の意味が分かるような感じの情報)
なのでたとえおでんが世界の秘密をラフテルで知ったとしてもトキが空白の100年に関係した重要人物であることにはおそらく変わらないと思う。
そもそもトキトキの実の能力者になった経緯や800年もの時を駆けてきた理由、さらになぜワノ国へ行きたがっているのかなど興味深い点はいくつもあるので近い内にトキを介して作中の謎の重要なヒントが描かれる可能性は高いだろう。
というわけで次はなぜトキがワノ国へ行きたがっているのかを考えてみる。
次の頁へつづく。