第968話考察
"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"の名称には本当に意味がない?


ナレーションによると"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"は世間がそう呼んでいるだけである。

ラフテルと違い事情を何も知らない者達がそう呼んでいるのでその名は宝の実態を示していないように思える。

その事について他の考察で"半分メタ的な感じで何らかの意味が込められている可能性はまだある"と言ったがここでは原点に戻りタイトルにもなっているONE PIECEの意味を改めて考えてみよう。

本来ワンピースと聞くと洋服を思い浮かべると思うが単独でそう呼ぶ場合それは和製英語である。洋服を指す場合ワンピースドレスが正しいようだ。

実際の英語では上下繋がっている服を指すときによく用いられたりするのでこのワンピースは本来の"one piece"に近い意味合いである。(宝が服なわけないので当然ではあるが)

なのでONE PIECEはひとかけらとも訳することができる。(TWO PIECEだとふたかけらとか二片とかになる)

かけらと言っても手の中に納まるような小さなものとは限らないので巨大なものだとしても問題ない。

世間は"ロジャーの宝"というのを全て一つとして捉えて呼ぶ為にそう名付けたと思われるが要するに何をどれだけ手に入れた(見つけた)のかよく分からないからそう呼ぶことにしたのだろう。

ちなみにin one pieceのように使うと一つに留まっている(危険があったにも関わらず)という意味になるので要するに何かが一つに繋がっているというのがそこに込められた意味というわけである。

一つに繋がっているといえば古代の超大陸の名称であるパンゲアがあるがマリージョアの城に同じ名がついているのは間違いなく偶然ではないだろう。

この話はつまり、現在はバラバラの島(国)になっているかもしれない巨大な王国の"かけら"が一か所に集まり復活したらそれをワンピースと呼ぶ可能性もあるし、グランドラインとレッドラインによって4つに分かれている海が一つになってもそれをワンピースと呼べる可能性もあるわけである。

他にもプルトン、ポセイドン、ウラヌスの三つの古代兵器が揃いそれが一つとして機能する場合もそう呼べそうである。この場合は日本語の当て字である"ひとつなぎの大秘宝"がピッタリな気がする。

あとはアカシックレコードのようなものが本当にそこにあるのならそれも地球の記憶(?)がひとまとまりにあるのでそれも当てはまると言えるかもしれない。

というわけで話をまとめるとこうなる。

・世間はロジャーが手に入れた宝の実態を何も把握していなかったので手に入れたであろう膨大な宝の数々を"ロジャーの宝"と一括りにする為にワンピースと呼ぶことにした

・だが偶然にもワンピースの名はロジャー達ですら手に入れることの出来なかった宝の名前として意味が綺麗に当てはまるのかもしれない

ちなみに今回具体的な説明がなかっただけで実際はラフテルのようにロジャーが"その宝"をワンピースと名付けた可能性もある。

しかし具体的な中身を言わずに最後の島にとんでもない宝があったことを新聞社か何かに話したのでそこに込められた本当の意味が不明のままその名が世間に広まった、という流れが考えられたりするわけである。

真相はともかく答えには辿り着かなかったがおでんの回想は本当に予告通り物語の核心に迫るものだったので中々見応えのあるものであった。