なぜその頃から"四皇"だったシャンクスは近海の主に腕を食われてしまったのか?


この疑問についてこのサイトでは大昔に結論を出している。

参照:なぜシャンクスは腕を食われてしまったのか(1) (2)

簡潔にいうならたとえ大海賊だったとしてその頃は覇気が開花しておらずルフィを助ける事で精一杯だったので運悪く腕を食われてしまったというもの。

しかし近年明らかになったいくつかの新情報を考慮するとその説は間違っているかもしれないと思えてきた。

たとえば2018年9月4日に発売された公式ファンブックのビブルカード~ONEPIECE図鑑~によるとシャンクスは12年前の時点から既に四皇だったというのだ。

それについて考察の中でたとえ公式本といえど話半分に聞いていた方がいいと言ったが、しかし年齢的に考えると確かに駆け出しの四皇だった可能性は否定できない。

現在のルフィは19歳だが新聞屋のモルガンズから五番目の皇帝の称号を貰っている。

それについてはモルガンズが単に盛っただけなのだがしかしロジャーの船に子供の頃からおり長年海賊をやってきた27歳のシャンクスなら現在のルフィと互角かそれ以上だっただろう。

なので当時から四皇と呼ばれていても今のルフィと同じように駆け出しの可能性もあるのであまり問題ないかもしれないわけである。

逆にルフィよりもベテランなのにどの種類の覇気も全く使えなかったというのは不自然である。

つまり当時からすでに覇気は習得していたと考える方が自然だろう。※考察当時(2011年)はまだ覇気は今ほど受け入れられていなかった

ただし昔のシャンクスは現在より覇気の精度は低かったはずだ。

当時のレベルで赤犬のマグマパンチを剣で受け止められたかどうかは怪しい。

なので武装色の覇気を纏っていても近海の主の歯の鋭さとアゴの強さに負けた可能性はやはり否定できない。

つまり以前の結論は覇気の部分を修正すれば一応まだ通用するわけである。

では次の情報に移ろう。(※926話と928話の内容が含まれています)

これは新たな仮説と結びつく。

海楼石の手錠を付けられたルフィとキッドは悪魔の実の能力を封じられた。

さらに素の力も落ちるかと思われたが、そうでもなかった。

海楼石の力が調整されているので問題ないらしいがしかしなんであろうと"海の力"に触れていても強ければ元気に動けるわけである。

という事は、シャンクスは実は悪魔の実の能力者だった可能性は0じゃないかもしれない。

つまり海によって大半の力を奪われていたのでルフィを助けることで精一杯だったというのが真相というわけである。

なぜ溺れないのかという疑問があるが当時からシャンクスは素の力も無茶苦茶強かったので腰の辺りまで水に浸かっていても泳げたのかもしれない。

"泳げる"のはさすがに設定の矛盾じゃないかと思えてくるが全身が水に浸かってないのならセーフなのかもしれない。

実際どこまでセーフでどこまでならアウトなのか(能力の使用すら)という明確な基準は明らかになっていないのでこの可能性は無視はできない。

シャンクスの場合全身の60%海に浸かっていたので95%力を奪われていたが、(※数値は適当です)

5%もあれば一般人以上の力は出せたので泳げたというわけである。(さらに"微弱"ながら覇王色の覇気も出せたので近海の主は去って行った)

というわけで改めてこの問題について考えてみたが今後真相が明らかになるかどうかは分からない。

ちなみに最近シャンクスは五老星の狗か何かということも明らかになった。

それを考えるとルフィの将来に期待して腕をわざと失った説はやはり信憑性が薄いと思う。

それにヒグマ相手に目の前で"四皇"がルフィを連れ去らわれてしまった事実はフォローできないので今のよりも実力がなかったというのは結局間違いない。(ヒグマは実は山賊界の皇帝だったのなら話は変わるが…)