第1037話考察
五老星の紛らわしい話の考察まとめ
今回の五老星の話は興味深かったが、同時に紛らわしくもあった。
その全てをまとめてみました。
■消すべき対象は誰?
こちらの考察では前に予想した世界政府内での対立関係の仮説に合わせてロビンことを有力視したが、実は初見ではロビン以外の誰かを指していると思っていた。
「手を打つなら今だ…ニコ・ロビンはもう捕らえた頃だろう(だからもう別の仕事に取り掛かれるはずだ)」という解釈を取ったわけであるが、しかしロビンを捕らえたからこそ今すぐ手を打てるとも取れるので紛らわしくなっている。
あとなぜカイドウとビッグマムが暴れているこの状況を盾にしてその人物を消したいと計っているのかも重要な謎として重なっている。
さらに紛らわしさを生んでいるのは次の話との関連である。
■伝説の悪魔の実? 覚醒? 世界政府? WHAT??
消したい人物は伝説の悪魔の実の能力者と関係しているのだろうか。
関係していないと解釈したが、実際そうなら話が一気に無関係な方向に飛んでいる事になるので混乱を生む要因になっている。
それに"覚醒"が何を意味してるかハッキリしていないのもややこしい。
もしもそのままの意味であればこちらで予想したようにローかもしくはキッドの悪魔の実の能力を指していることになるのでまだ分かりやすいが、少し前にフーズ・フーがゴムゴムの実の重要性を語っていたのでそうとは限らない可能性もあり曖昧さが残っている。
ちなみにゴムゴムの実の事を指しているのであれば世に現れたことを"覚醒"と表現したことになりそうであるが、しかしなぜ今になって騒ぎ出したのかという疑問はどうしても出てくる事になる。(これについては後述)
それに加え「歴史からその実の名前を消す為だろう!?」という締めの台詞がズニーシャ登場と被っているのでズニーシャの事のようにも取れてしまう。(実際その可能性は0とは断言できないと思う)
そして悪魔の実の話とは関係ないが五老星が"世界政府"のことを他人事のように語っているのも引っ掛かるポイントになっている。
それについてもすでに考察(解釈)しているので個人的にはそれほど引っ掛からなかったが、しかし読者によっては五老星は"世界政府"じゃないの…?と混乱した(している)はずだ。
あとその悪魔の実はどういう意味で"伝説"なのか、"我々"とはそこにいる五老星を指しているのか、だとすれば「過去何百年も覚醒することなどなかった」という台詞は自分達が不老手術経験者であるのを意味しているのか、など深読みすれば様々な解釈ができるようになっているので僅かな台詞の中にかなりの情報量が詰め込まれているのも混乱を生む要因になっているだろう。
というわけで五老星のややこしい話を整理してみたが、考察する側の立場からすればむしろややこしい方が取り上げられる事が多くなるのでこれは不満というわけではありません。
ちなみに伝説の悪魔の実=ゴムゴムの実説が正しいと仮定した場合なぜ五老星は今になって騒ぎ出したのか違和感が出てきそうだがそれについての解釈に興味があれば(2)をご覧あれ。