第6話
"男になりたい"
再感想
この話がなぜ若干異様な雰囲気があるか分かった。
それはおそらく"モンスター"と協力して何かをやるからだ。
そのパターンはおそらくこの話しかない。(多分)
それにディッパーとメイベルで話が二つに分かれているのも普段と違う雰囲気を出している要因の一つだろう。(ただしこのタイプはこの先何度か出てくる)
そして男らしさを強調したストーリーであるのも理由としてありそうな気がする。
グラビティフォールズは基本的に中性的な感じであるが今回はディッパーのツルツル度合いがバカにされたり、ディッパー自ら進んで男らしさを手に入れようと奮闘したりとこの作品の基本から外れている。
それがきっと異様な雰囲気をかもし出している最大の要因かもしれない。
ではここから話をストーリーに移して、このことに気づいていた人はいただろうか?
ディッパーの悩みを聞いて最初に協力しようとしたあのマンノタウルスだが、
このマンノタウルスはそもそもなぜ人間であるディッパーをマンノタウルスの本拠地に連れてきたのか?
その目的は?
これはオリジナルの仮説だが、おそらく子分もしくはペットもしくは息子のような存在が昔から欲しかったのだ。
そういう意味でこの"Chutzpar"(日本語名忘れちゃった)はマンノタウルスの中で特殊な存在だと思われる。
マンノタウルスの中でやや中性的な存在というか、だから最後のシーンもよく見てほしい。
ディッパーが男にならなくてもいいと言った時にブーイングはしたがその後すぐに話題を変えて皆を別の場所へ誘導している。
これによってディッパーは実は命拾いしたのではないだろうか。
あのままの流れだったらもしかしたら食われていたかもしれない。
今度見る機会があればこの事に注意してこのエピソードを見てほしい。あのマンノタウルスは最初からディッパーをやけに気に入っている。
ちなみにメイベルの方だがこっちはこっちで面白かったのだが、ディッパーの方の印象が強くセカンドストーリーというよりはおまけのような印象を個人的には持った。
そういえばこの回もスタンがオチ担当だった。
…今まで全く意識していなかったがスタンはもしかしてオチ担当なのか?
もしかしたら本当にそうかもしれない。今後これにも注意して見てみよう。
そしてこの回の個人的な評価であるが、これも前回と同じく蝋人形回は超えられない。(蝋人形回は自分の中で一つの壁になっている)
しかしコンビニ回よりも若干好みかもしれないから……
2話>1話>3話>6話≧ 5話≧ 4話
こんな感じかもしれない。
オススメの分析