第7話
"ディッパーがいっぱい"
再感想
出だしの時点でこれ面白いとすぐに思ったのだが、これはきっと4~6話が自分にあまり合わなかったからかもしれない。
(既に話を知っているとはいえ)始まって早々ワクワク感が出たのはおそらくレギュラーメンバーが全員集合しているというのもあるだろう。
あとそれに話の時間帯が夜というのもあるかもしれない。
基本的に昼間が舞台の作品でたまに夜が舞台だとどういうわけかそれだけでワクワクしてくる。(これは自分だけなのだろうか)
だからフィニアスとファーブでも夜が舞台の監視カメラに移った話があったがあれもやけに印象に残っている。
話をストーリーに移すとクローン人間という普通なら重みのある話になったりするがこれはグラビティフォールズ、この点は最後の最後まで結構軽い感じで進んでいく。
こういう部分こそがグラビティフォールズの長所だと自分は感じる。
変に重くせず、涙と絡ませようともせず、このバランスは改めて流石だと思った。
そしてクローンといえば、No.3とNo.4。
以前の感想と最終回の感想でも触れたがこの二人の存在が完全に忘れ去られてなかったのは本当に芸が細かい。
ちなみにその事を触れたのは英語版の最終回を見た後だが、それを見たからその事に触れたわけではなくかなり前からこの事は知っていました。
だからこそ最終回でこの二人が現れないかと期待していただけに本当に現れた時の感動は大きかったのである。
ただし、冷静に考えれば、ディッパーのクローン二人が森の奥深くで雨を避けてひっそり暮らしているというのはかなり不気味である。
それに紙詰まりディッパーが溶ける際に「これでいいのだ!どうせ紙詰まり」というような事を言ったが、本当はオリジナル(英語)だと若干ニュアンスが違いもうちょっと重たい意味になっている。さっき軽いと言ったがこの部分だけは実は結構ブラックなのである。
それはいいとして、この回まではディッパーはロビーに強く対抗できていないと気づいた。
おそらくだがウェンディと普通の会話をかわせるようになったあの時から自信を付けていったのかもしれない。
実際この次の次の回で遊園地に誘う度胸までついている。
あの無人島の話題と昔のウェンディの写真、そしてディッパーの額の北斗七星のアザの披露、あの瞬間がディッパーというキャラの転換期だったのだろう。なるほど。今回視聴してついに気づきました。
ちなみに今回メイベルの宿敵となるパシフィカ、そして友達になるグレンダとキャンディが出てくるがこっちも良い判断だったと思う。
というのもディッパーはウェンディ一筋だがメイベルはかなり惚れっぽい。つまり女同士のやり取りがなかったら基本的にディッパーと一緒にいるか、男を探すかという二択しかないからである。これじゃバリエーションが乏しい。
では最後にいつものように順位を付けてみよう。
1話とどっちが上か迷うとこだが、あっちが若干高いかな?(その日の気分によって変わりそうなぐらいの差)
2話>1話≧ 7話>3話>6話≧ 5話≧ 4話
壁になっていた蝋人形回をついに超えました。
オススメの分析